テロメアの伸長を促し、テロメアの短縮速度を遅らせる酵素が「テロメラーゼ」ですが、じつはテロメラーゼは「生殖細胞」、「ガン細胞」、「幹細胞」以外の約267種類の細胞で発現されないように自然調整されています。これは、テロメラーゼ遺伝子に隣接するDNAに特定のタンパク質との結合部位が1つ以上存在することで、抑制因子であるタンパク質(リプレッサー)がそこに結合してテロメラーゼ遺伝子の機能が発揮されず不活性状態になり、細胞がテロメラーゼを発現しないようになっていることから生じています。そして、この人間が持つほとんどの細胞でテロメラーゼ遺伝子の機能が発揮されないという事実は、テロメア研究の第一人者として知られるビル・アンドリュース(Bill Andrews,Ph.D.)博士によって発見されました。
* なお下記のように、人の身体には多くの細胞や染色体が存在しています。
●合計細胞数: 約37兆2000億個(これらの中の染色体1つ1つの末端にテロメアがある)
●細胞の種類: 約270種類(この中で生殖細胞、ガン細胞、幹細胞のみテロメラーゼが活性して出る)
●細胞分裂回数: 50~60回
●染色体数: 46本
1999年から2007年の間に、ビル・アンドリュース博士によって約60,000の化学物質が調査され、2003年4月14日に「ヒトゲノムマップ」の完成版が公開されたことで、タンパク質がDNAに結合することを防ぐ低分子医薬品のような化合物を使って、抑制因子を結合部位から引き離せることが分かり、体内の様々な細胞にあるテロメラーゼを活性化させることが可能になりました。
これによって、これまでテロメアの短縮を遅らせる方法として、活性酸素の発生が少ない食事や適度な運動・睡眠、ストレスをためない生活習慣、禁煙などの方法が挙げられていたところに、科学的なアプローチでテロメラーゼを誘導し活性化させることができるようになったのです。そしてその方法こそが「Telomerase Activating Molecule」、通称・TAM(テロメラーゼ誘導活性分子)を含有した製品を使うことです。
「TAM」は、テロメラーゼ遺伝子に隣接するリプレッサーにタンパク質が結合している場合でも、リプレッサーがDNAに結合するのを防ぐ低分子医薬品のような化合物を使えば、リプレッサーを結合部位から引き離すことができる物質です。適切な化合物を見つけることができれば、人体内のあらゆる細胞のテロメラーゼ遺伝子を活性化させることができ、細胞は何回でも必要な回数、正しく分裂できるようになるとされています。
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