テロメア伸長はコーヒー(カフェイン入り)が原因?

Q.コーヒーやビールがテロメアに影響を与えるのは本当ですか?

 
A.コーヒーやビールが人間の持つ染色体のテロメアへ影響するか否かは、まだ研究されていません。

 
2019年の学術雑誌「PLoS Genetics」の論文で、コーヒーのカフェインが人間のDNAに悪影響を及ぼす可能性があるという記事が掲載されました。また、コーヒーだけでなく、ビールによる研究もおこなわれた結果、アルコールにテロメアを伸長させる力があることが分かったのだそうです。

 
しかし、この研究は酵母細胞を使って実験が行われたため、その結果がすなわち人間の細胞にも当てはまるかどうかは判明しておらず、実際の人間で証明するためには、被験者に長期間にわたってコーヒーやアルコール飲料を飲んでもらう必要があるなど、人間のDNAで証明することは物理的に難しいとされています。

 
さらに、過去の世界的な大学による研究論文では、カフェイン入りのコーヒーを飲んでいる女性にテロメアの伸長が多く認められたという事実や、認知力低下・肝臓病・メラノーマ(黒色細胞腫)などの発病リスクがコーヒーで減少することが判明されたなどの記述もあり、条件によってはテロメアに良い影響を及ぼす可能性も考えられます。

 
そのため、コーヒーやアルコール飲料は、飲みすぎることなく適量を摂取するように心がければ、人間のDNAに何かしらの悪影響を及ぼすことはないのではないでしょうか。今回の研究結果の論文からも分かるとおり、何事もほどほどが良いのかもしれません。
 


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